翌週。
彼女との約束を果たすため、ピアシングのお道具持参で待ち合わせ場所に行きます。
ちょっと位は緊張しているかと思ったのですが、そうではないみたいです。
なんだか、嬉しそう。
ちょっとだけお茶飲んで、場所移動。
・・・・
麻酔成分の入った軟膏を使用するか聞いたところ
「いらないです」
との返事。
それよりも、早く開けてほしくてたまらないような感じです。
殺菌消毒処理をして、スキンマーカーでピアシング位置を決めます。
小さな乳首の場合、裂けるのを避けるためにどうしても根元よりになってしまいバランスが悪くなります。
でも、経産婦の彼女は乳首も十分大きく、理想的な位置にピアシングできそうです。
彼女に位置を最終確認してもらい、フォーセプスで挟みニードルを貫通させます。
息を呑む音以外、なにも発さない彼女。
バーベルを挿入し、もう片側の乳首にも。
自分の乳首を鏡に映し、満足気な表情の彼女。
なんだか、さっきまでとは顔付が違って見えます。